
だいぶ、更新が遅れつつありますね・・・
日本にいるとスペインの話題ってあんまりないんだよね・・・
なので、思い出した姑はスペイン人、第2弾。
スペインって、El dia del santo(サントの日)って言って自分の名前の付いた日があるのね(例えば聖マリアの日みたいな)。日本では暦に大安、友引、とかついてるのが、向こうでは365日誰かの名前が付いてるのだ。
で、そのサントの日は、人によっては家族や友人同士でプレゼントをあげたりあげなかったり。誕生日よりは軽い感じのちょっとしたお祝いみたいな感じです。
だから、ラテン語源の名前がついてる人はかなりの確立でサントの日っていうのがあるの。
で、相方のサントの日。確か週末だったと記憶しております。
私はそんな存在すら知らなかったんだけど、気づいたら皆が
「今日はサルバのサントの日だねぇ〜」なんて話してた。
そして、ママが私を自分の部屋に呼んだ。しかもかなりこっそり。
何かなぁ〜ってついていくと、嬉しそうに
「ジャ〜ン!!見てみて♪」ってプレゼントを見せてくれた。
どうやらこっそり相方にプレゼントを用意したみたい。
で、箱の中に入っていたモノは・・・
木彫りのカモの小物入れ。カモの首がクルっと後ろを振り返ってます。
(一瞬、Sex and the Cityのシャーロットとトレイの新居の姑がプレゼントしたカモを思い出したよ。誰か分かる?)
えーーーっと、、コレを相方に!?
どう反応すれば良い???早く、反応しなきゃ!!
あまりに嬉しそうに見せてくれてるから、私も笑顔で返さないと!!
↑この間、0.何秒。
すぐに笑顔で
「まぁ〜!可愛い♪」って喜んでみた。
ハイ、偽善者です。偽りです。だって、これ以外にどんな返事が出来ようか。
すると
「でしょ?今日はsu santo(彼のサント)だから、朝、Artesano(手作り工芸)の市場で買ったのよ〜♪Te gusta?(気に入った?)」って。
彼のサント!?ってことは、このカモはやっぱり相方へのプレゼントっ!?
なぜ、カモ!?もういい歳してる息子に、ナゼにカモを贈るのか??
聞きたい。でも聞けない・・・
そして、
「内緒よ♪」なんて言われながらラッピングを手伝うことに・・・
その間、顔は笑っていても目は笑っていなかったと思う。頭の中では
ナゼ?どうして?がクルクルしてました。
で、ラッピング完了。
「じゃ、プレゼント一緒に渡しに行くわよ〜♪」なんて大張り切りで階段を下りて、相方のいるサロンへ。
心の中では、しつこいようだけど、
なんでカモなんだろう。よりにもよってなんでカモを選んだんだろう?って。。
で、私たちに気づいた相方。
・・・を通り過ぎて、ママは外へ。
へっ??これ相方にあげないの!?全くママの行動が読めない。
とりあえずママに着いて行った先は、一軒お隣の相方のtia(叔母)の家。
ピンポ〜ン♪出てきた、相方の叔母。
ママは叔母に
「サントおめでとう〜♪」なんて言って彼女にキスしてる。
彼女もまた嬉しそうにプレゼントを受け取り、二人でキスの嵐。私もどさくさに紛れて、キスをされるもまだ状況が読めてない。
ママが
「今日は叔母のサントの日だからね〜♪」なんて言ってる。
え??今日は相方のサントの日じゃないのか??
なんと、そこで始めて知った叔母の名前。
相方はSalvador。叔母はSalvador
a。なんと相方と同じ名前だったんですねー。
スペインでは「−a」で終わる名前はだいたい女性名。「−a」以外で終わるのが男性名ね。
例えば、アントニオ(Antonio)。男性の名前と思われがちですが「−a」で終わってアントニア(Antoni
a)ちゃん、なんて人もいます。その他、ガブリエル(Gabriel)にガブリエラ(Gabriela)、ダニエル(Daniel)にダニエラ(Daniel
a)など等。
なんてヤヤコシイ、スペイン名。そしてなんて早とちりな私・・・
Su santo(彼のサント)って言ってた時も、ママの言う「Su=彼の/彼女の」は、「彼女の」の方だったんですね。
こうして、カモは無事(?)相方のもとに行かずに済んだのでした。
めでたし、めでたし〜。
あー、tia(叔母)だったら、あのカモ可愛いよ。ウッディなリビングにピッタリだったもん。

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posted by tortilla.de.patatas at 00:00|
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姑はスペイン人
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